9月の和風月名は「長月」。
秋分を過ぎて日が短くなり、夜がだんだんと長くなっていくので、「夜長月」と呼ばれていたものが短くなり「長月」に転じたというのが有力な説。
ほかにも「稲刈月」が「ねかづき」となり「ながつき」に転じたという説、稲が長く成長する月という意味の「穂長月」が略されたという説など、稲の成長と収穫の様子が...
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9月の和風月名は「長月」。
秋分を過ぎて日が短くなり、夜がだんだんと長くなっていくので、「夜長月」と呼ばれていたものが短くなり「長月」に転じたというのが有力な説。
ほかにも「稲刈月」が「ねかづき」となり「ながつき」に転じたという説、稲が長く成長する月という意味の「穂長月」が略されたという説など、稲の成長と収穫の様子がうかがえます。
暦的には「晩秋」という位置付けですが、実際には前半は残暑厳しく、後半からやっと秋らしくなる感じですね。
「秋の夜長」と言えば、昔から和歌には「恋心」を歌うものが多くあります。
今回は切ない恋心を詠んだ和歌を、百人一首から男女一首ずつご紹介させていただきます。
『あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の 長々し夜を ひとりかも寝む』
最初の歌は、持統天皇の頃の宮廷歌人、柿本人麿の歌です。
意味は「山鳥の長く垂れ下がった尾っぽのように、長い夜を想う人にも逢えないで、私は独りさびしく寝るのだなぁ。」
『めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半(よは)の月かな』
続きまして一条天皇の中宮彰子に仕え「源氏物語」で有名な紫式部の歌です。
意味は「せっかく久しぶりに逢えたのに、それが貴方だと分かるかどうかのわずかな間にあわただしく帰ってしまわれた。まるで雲間にさっと隠れてしまう夜半の月のように。」
紫式部はこの歌を久しぶりに会った幼馴染みの友達のことを詠ったと書いているようですが、僕には夜這い(昔は男が女の家に夜に通っていた)の後帰って行く恋人を慕って歌った歌のように思えてなりませんが、いかがでしょうか?
それでは、今回は「食欲の秋」「読書の秋」と言われる『秋の過ごし方』について占ってみました。
下の3枚のカードの中から1枚選んでください。
そこにあなたへのメッセージが書かれています。
グッド・ラック!