リハビリメイクの更年期症状に及ぼす効果

REIKO KAZKI学術グループでは、更年期症状を有する女性9名を対象に、
2回のリハビリメイク講習の受講、1年間セルフメイク行っていただき、リハビリメイクの効果を調査しました。

見た目に対する自身の満足度(VAS値)の推移

リハビリメイクを継続することで、自身の見た目の満足度は改善します。

解剖学に基づいたかづきマッサージ 解剖学に基づいたかづきマッサージ
  • 見た目を評価する評価法として、Visual Analog Scale(VAS)を用い、0を“非常に不満”、100を“非常に満足”とし、第1回メイク講習前後(0日)、第2回メイク 講習前後(10日後)、14日後、30日後、180日後、360日後に取得しました。
  • VASはメイク講習後に上昇し、その後自身でメイクを続けていただいたことで数値は安定。導入前のVAS平均値が33.6だったのに対し、1年後は62.3となり、満足度が維持されていることが分かります。

クッパーマン更年期障害指数の変化

リハビリメイクを継続することで、クッパーマン更年期障害指数は改善します。

※フリックで横にスクロールすることができます。

0日 10日後 14日後 30日後 180日後 360日後
重症 44以上 1 0 0 0 0 0
34~43 3 2 1 1 0 1
中等症 23~33 2 1 1 1 2 1
軽症 13~22 2 2 3 3 2 6
0~12 1 4 4 4 5 1

(人数)

  • クッパーマン更年期障害指数とは、多くの婦人科で使用されている、更年期障害の重症度を測る指数です。採点後の数値が0~22は軽症、23~33は中等度、34以上は重症と診断されます。
  • 被験者の重症度は中等度以上が6人、軽症が3人でしたが、1年後には中等度以上が2人、軽症が7人となりました。被験者の悩みとして多かった多汗やむくみがかづきマッサージによって解消されたことや、見た目の満足度の向上により心理的にも改善が見られ自律神経が安定し、更年期症状が軽減した可能性があります。

出典:日本女性心身医学会雑誌 第14巻第1号 85-93 2009

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